監督:ビリー・ワイルダー
脚本:チャールズ・ブラケット リチャード・ブリーン ロバート・ハラリ
製作年:1948 製作国:アメリカ 配給:パラマウント
ジャンル:ドラマ
キャスト:ジーン・アーサー マレーネ・ディートリッヒ ジョン・ランド
マレーネ・ディートリッヒは、自分を捕らえた男達に(自分が捕らわれた身で、上下関係ではどう考えても自分が下になるのに)、「行きましょう("Come on, boys")」と言って、彼らを引き連れて歩く。そして、ふと立ち止まると、「雨は止んだかしら?」とスカートの裾をたくしあげて足を見せ、「水溜りは抱えてね」と言って、階段を上がっていく。当然のごとく彼女の魅力のとりこになった男達が、彼女の後に続く。ディートリッヒは、美人で頭が良くわがままで、恐れず余裕があり、意地悪で優しく、何があっても生き抜く、それも威厳を持って。